中性脂肪の増加は、脂質異常症(高脂血症)へ進みます



中性脂肪の基準値

血液中の中性脂肪の正常値は、 50~149mg/dl とされていますので、血液検査の結果、
中性脂肪の値が150mg/dl以上となると、脂質異常症(高中性脂肪血症)診断されます。
中性脂肪値が高いと、血液中で悪玉LDLコレステロールが増え、
善玉HDLコレステロールが減ってきます。

増えた悪玉コレステロールは、血管の内側の傷が出来たところへ入り込み、
活性酸素で、酸化され、マクロファージに取り込まれ、泡沫細胞になります。
泡沫細胞に変化した細胞が壊れると、血管の内側の壁にへばりつき、
それがこぶ状(プラーク)になり血管を細くして、血液の流れを悪くします。

善玉コレステロールは、血管に付着して血液の流れを悪くしている原因の悪玉コレステロールを、
減らしてくれるのですが、なんと中性脂肪は、悪玉コレステロールを増やすだけでなく、
善玉コレステロールを減らしてしまう作用があるのです。

そのため、中性脂肪値が高いと、血液中の善玉コレステロールがどんどん減ってしまい、
血管を狭くする悪玉コレステロールが多い、ドロドロとした血液になってしまいます。
そして動脈硬化を早め、血管がふさがると、その場所により、命にかかわる怖い病気になります。

動脈硬化は、外見からはわからず、症状がありませんから、硬化が進んでいても、
精密検査をしない限り、ドロドロ血液状態の、その危険度は解りません。
血液検査で脂質異常症と診断されたら、その数値で、私達は危険度を知り、
医者のアドバイスに従い、食事・運動・薬で危険を避ける事が出来ます。

薬は最後の手段で、出来れば服用したくないですね。
食事と運動で脂質異常値を基準値に近づけたい時に、効果があるのが健康補助食品です。
自分に合ったサプリメント等を、気長く続けて、徐々に変化した自分の身体を取り返しましょう。





脂質異常症(高脂血症)

国民栄養調査から見ると、男性は30代から、女性は50代からほぼ2人に1人が
脂質異常症の状態にあると考えられます。
自覚している人はわずか30%にすぎないようです。

脂質異常症と診断されても、本人に何も自覚症状は何もないですから、
殆どの方は、そのままで、少し脂濃い食事やお酒の量を控えたりする程度で、
そんなに深刻にうけとっていないのが実情です。

脂質異常症は、遺伝的になりやすい体質の方もいます。
自分の親が同じような体型で肥満だったり、アキレス腱が太かったり、
食事の好みも同じようで、脂質異常症と診断されたら、
特に食生活の改善をし、数値を下げる努力をし、脂質異常から動脈硬化になり、
脳や心筋に出血する危険性をもっていることを肝に銘じるべきです。

他にも、ホルモン異常・代謝異常(糖尿病や肥満)・腎疾患・薬物・運動不足・喫煙、
などが原因で、脂質異常にもなるので、この場合は原因の治療が優先です。

脂質異常症の診断基準値

①中性脂肪の値が150mg/dl以上
  高トリグリセリド血症 日本人の男性に多い。飲酒と肥満に大いに関係あり。
②LDLコレステロールの値が140mg/dl以上
  悪玉コレステロールが多く、動脈硬化の合併症の危険度が高い
③HDLコレステロールの値が40mg/dl未満
  善玉コレステロール値が低い。
④総コレステロールの値が220mg/dl以上
  食生活の欧米化で、5人に1人はこれに当てはまる。

どれか一つでも当てはまると、脂質異常症(高脂血症)と診断されます。

日本人間ドック学会の全国集計によると、1990年に人間ドック受診者の8.9%が、
「高コレステロール」と診断されたのが、2012年では、31.5%に増加しています。
肉類中心の食生活が大きく原因しているといわれています。

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