脂質異常症は、動脈硬化を早め、命にかかわる深刻な病気を招きます

動脈硬化は色々な病気を引き起こすメタボにの方の、
自覚症状のない代表的な病気の前触れですが、
血管内部が狭くなる動脈硬化は、知らずにいたらどうなるのでしょうか。

動脈硬化が進むと、全身くまなく血液が流れている血管のどこで合併症が現れても、
不思議はありません。

例えば
  • 心臓で起こると、虚血性心疾患(心臓発作)

  • 脳で起こると、脳血管疾患(脳卒中)

  • 胸部や腹部で起こると、大動脈瘤

  • 腎臓で起こると、腎不全・腎血管性高血圧

  • 下肢で起こると、閉塞性動脈硬化症・壊疽


  • 等の病気になります。その中でも日本人の死因の2番目に多い心臓で起こる心疾患(心臓発作)と
    4番目に多い脳で起こる脳血管疾患(脳卒中は60年間ずっと長い間、3番目に多かったのが、
    2011年以後肺炎が死因の3番目に多くなった。)を合せると、1番目の癌よりも多いので、
    肥満の方はメタボが動脈硬化につながることを、決して忘れてはいけません。

    動脈硬化が心臓でおきる心疾患とは?


    虚血性心臓疾患(心臓発作)は、突然死の約半分を占めています。
    特に内臓脂肪型肥満の、中年太りの方は、要注意です。

    ・血管が狭くなることで発症する「狭心症」
     血管が狭くなる→血流が悪くなり、心臓へ血液が行き渡らなくなる
     心筋の一部が酸素・栄養不足になる胸の痛みを伴う発作が起きる「狭心症」
     
     症状の場所:胸の中央部。左肩や左腕、のどや背中が痛む時がある。
     発作時間 :通常は2~3分。長い時は10分程続く。
     痛み方   :違和感を覚える程程度の軽いものから、冷や汗を伴うものまで様々。
             運動の後、寝ている時など、発作が起きるタイミングは様々。
             安静にしていると、痛みは治まる。血圧は上がる。

    ・血管が詰まることで発症する「心筋梗塞」
     血管が完全に詰まることで血流が滞る→酸素・栄養が心筋に届かなくなる
     心筋の機能 が低下・壊死し、収縮機能が失われて心臓が上手く動かなくなる。
                激しい胸の痛みを 伴う発作が起きる「心筋梗塞」
     
     症状の場所:胸の中央部。胸全体、みぞおち、首など周囲にまで痛む時もある。
     発作時間 :30分から数時間。断続的に数日続くこともある。
     痛み方   :激しい痛みによって冷や汗を伴う事が多い。めまいや嘔吐を伴う事もある。
              重症になると、呼吸困難などの症状が出て、ショックを起こすこともある。
             安静にしていても、治らない。顔色は蒼白になり、血圧は下がる。

    ・痛みのない心疾患に注意(無症候性心筋虚血)
     「狭心症」「心筋梗塞」の中には、知らない間に症状が悪化してしまうものも
     あります。これは「無症候性心筋虚血」と呼ばれ、特に糖尿病や高齢者に多いといわれています。症状がないからこそ、早期発見のためにも定期的な検査が大切です。

    動脈硬化が脳で起きる脳血管疾患(脳卒中)とは?


    ・血管が破れて脳内に出血する「脳出血」は、動脈硬化と高血圧や加齢による脳内の
     血管が弱く、硬く柔軟性がなくなることが原因となって起こり、神経細胞が壊死する病気です。
     脳を覆う3層の膜(硬膜・くも膜・軟膜)の内、くも膜と軟膜の間で出血が起こると、
     「くも膜下出血」といい、時には20~30代の若い世代にも起きるのが特徴です。

    ・脳内の血管が詰まると「脳梗塞」になり、詰まる場所でにより、
     首から脳に通じる頸動脈や、脳内の太い血管が詰まり、血管の中で コレステロールが 
     お粥が固まったようになることから、粥状硬化とも言われる「アテローム血栓性梗塞」 と、
     脳内の細い血管が詰まる「ラクナ梗塞」があります。
     「ラクナ梗塞」は血管が詰まる部分が小さいため、症状がでないこともあり、
     比較的軽症のケースが多く見られます。

     また、不整脈によって心臓に出来た血栓が、頸動脈を通じて、脳の太い血管が詰まる 
     「心原性脳塞栓症」もあり、突然症状が現れ、重症化しやすい傾向にあります。

    脳卒中の主な症状として
    頭痛やめまい・ろれつが回らない・言語障害・吐き気・意識障害・手足のしびれ・
    半身まひ(片まひ)等があります。これらの症状に自分や周りの人が気が付けば、早く病院 へ。
    医療の進歩により、早く治療をすることで、詰まった血液を溶かし、完治する場合があります。
    血液が固まる前の時間との勝負ですので、おかしいなと思ったら早く救急車で、病院へ。

    脳卒中は 後遺症が怖い。
    医療の発達等により、脳卒中を発症した人が全快できる可能性は年々増えてきています。
    でも依然として多くの人が後遺症に悩まされ、最悪の場合は死に至る可能性があることも事実です。
    また、発症後に再発する可能性も高く、より重度の後遺症へとつながるケースが多く見られます。
    いずれにせよ、早期発見、早期治療が何よりの解決策だといえます。

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